医学と科学を駆使した未踏領域の研究開発

基礎生命科学の進歩は、医療技術を革新し、様々な疾患に対する治療法を実現してきました。

しかし、現代医学をもってしても脳と身体のメカニズムを完全に解明することは実現できておらず、治療が困難な難病が未だ存在しています。

この現代医学の抱える問題を打破すべく、深層学習等のAI活用に解決の糸口を見出そうにも、一人一人の身体は異なるものであり、今入手可能なデータで、まして確率・統計に立脚したやり方だけでは早晩限界がくるのではないかと私たちは考えています。

では、いかにして真実の疾患メカニズムに到達するか、我々は脳を模倣する新たな計算手法を用い、過去の膨大な学術論文の中から真実を探索する手法に着目しました。そこで見えてきたのは、運動、食事、睡眠といった日常生活を個人にとって最適化することにより疾病を「予防」することができる可能性があるということです。私たちは、この新たな手法により、癌や認知症といった多くの人が苦しんでいる疾患を克服しやすくする道を見出すことができると確信しています。

しかし、このような新たな医学の創製に対する挑戦は、個別に寸断されたレガシーシステムを前提とした、現状の社会システムの中ではなかなか育っていきません。

そこで、我々は、未踏医科学研究財団を設立しました。この財団は、多様な個人・団体がデジタル・アナログ両面から繋がりを形成し、真の脳や身体のメカニズムの解明のため、相互に連携することを目指し、システム構築と研究活動の連鎖を生み出す活動を推進しています。

この活動を通じて、真に人類の福祉のために尽くそうとする研究及び研究者を支援し続けて行きます。

発起人一同

Research

未踏医科学研究財団は、日本から世界へ人々の役に立つ医療と科学を目指し、多岐のジャンルから「志」を持つ先生方と協力し合い、次の世界へ向けて少しでも役に立つ技術やエビデンスの発掘、開発協力、実証を推進しています。

産官学連携プロジェクトの立ち上げと運営

未踏技術開発と、先端技術の社会実装を行うには、研究開発を推進する研究者との連携と、その研究仮説を実証するためのフィールドの両方が必要となります。当財団では、この条件を揃えるため、産官学のプレイヤーを巻き込み、プロジェクトを組成し、活動を行っています。

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論文データ解析を通じた時空を超えた研究者との協働

世界中では、過去から現在に至るまで、多くの研究がなされ論文として発表されています。当財団では、これらの論文データを横断解析し、知見を知ることで、新たな組み合わせや、新たな発見に結びつける活動を行っています。この活動を通じて、世界中の研究者同士が時間・空間を超えて協働できる環境の構築を実現します。

地域のプロフェッショナルとの協働

私たちは、未踏技術を社会に展開するためには、現場を支える地域のプロフェッショナルとの連携が欠かせないと考えています。そこで、当財団では、ドクター、介護士、薬剤師、アスリートトレーナーなどの消費者の健康を支えるプロフェッショナルと連携し、研究成果に基づく技術の社会実装を推進する活動を行っています。

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